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一般財団法人 北海道心臓協会理事長
伊藤義郎
当協会は昭和56年11月に道民の要望と期待に応えるため設立されました。この間、道および関係機関、ならびに道民皆様のご支援により心臓病・血管病予防のため啓蒙、研究活動を続け、道民の健康維持のために、努力をして参りました。
特に本道におきましては、心臓病による死亡率がガンとともに年々上昇しつつある現状を考えますとき、いよいよ正しい知識を持って、道民各位それぞれが予防対策を進めることの必要性を痛感するのであります。
当協会がホームページを開設するのを一つの区切りとして、これまでの経験を生かし、これからも地域に適応する取り組み方を追及しつつ、事業目的の遂行に全力を注ぐ所存であります。
道民皆様の一層のご理解とご協力をお願い申し上げ、ごあいさつといたします。
北海道心臓協会とは…
北海道心臓協会は次のような事業を行っています。
啓蒙活動
相談活動心臓血管病の正しい知識を持つことが予防の第一歩です。そのため北海道看護協会、北海道薬剤師会、北海道栄養士会の協力を得て講演会、健康講座などを開 催し、機関誌「すこやかハート」、健康手帳などを発行しています。ホームページには、機関誌、講演会の内容や循環器に関するライセンスフリーのイラスト集 をオンラインで提供しています。今後もこうした活動の充実を図ります。
札幌での講演会などに合わせ、無料健康相談コーナーを開設して北海道大学、札幌医科大学、旭川医科大学などの専門医が面談、相談に応じています。また、ホームページでも質問を受け、専門医による回答を行っています。
研究および交流活動
北海道は日本でも心臓病による死亡が多い地域です。本道の気候風土の特異性を考慮し、心臓・血管病の特性を明らかにするため、最先端で研究する北海道大学、札幌医科大学、旭川医科大学をはじめ種々の医療機関、関係団体などと連携して健康づくりの推進に努めています。
研究助成事業
<研究助成事業>
道内の若手研究者育成を目的に、平成2年度に研究助成事業を始めました。40歳以下の研究者による心臓・血管病に関する研究に対して伊藤記念助成金を贈呈し予防体制の確立の一助にしております。<研究開発調査助成事業>
心臓・血管病の予防及び治療のための研究調査活動への助成事業を行っています。全国レベルの学会、研究会及びセミナーなどへ筆頭発表者としての参加を対象としています。
一般財団法人北海道心臓協会は、皆様の賛助会費やご寄付により運営されています。ご協力をお願い申し上げます。 |