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高血圧
(4−4)
食事の塩分抑え肥満を避ける
それでは、どのようにすれば血圧を下げることができるのでしようか。高血圧の治療は薬を使用しない一般療法と薬による薬剤療法の2つに大別されます。一般療法とは、食事療法、休養、運動、日常生浩の規制(過労、睡眠不足、ストレスを避けること)などですが、この中で最も重要なのは食事療法です。
高血圧の食事療法の墓本は塩分をできるだけ少なくすることといえます。高血圧の人はできるだけ薄味に慣れ、一日食塩を4〜6g程度にすることが望ましいわけです。
次に、太った人は高血圧になりやすく、高血圧の人でも減量することによつて血圧を下げることができますが、このように肥満を是正することも大事な食事療法の一つといえます。また、動脈硬化の予防という意味からもコレステロ−ル、中性脂肪の高い人はそれらを増やすような食品は努めてとらないようにする必要があります。
以上、高血圧の食事療法では、塩分制限と過食に注意した上でなるベく多くの種類の食品をとり栄養のバランスを保つこと、すなわちクンパク質、糖質、脂質、ビタミン、ミネラルをまんべんなくとることがその墓本といえます。
おわりに
適切な治療でコントロールする
このように高血圧はこわい病気の一つですが、適切な治療によって現在ではほとんどがコントロール可能です。高血圧では毎日の生活がそのまま予防と治療につながつています。すなわち、規則正しい日常生浩、食事療法、運動と休養、これらが血圧を下げ、安定させ、高血圧を予防する対策の基本となります。これで不十分なら薬の助けをかりざるをえませんが、このように対処していけば高血圧はおそれる必要はありません。

