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高齢者の禁煙も有効 札幌で心臓・脳卒中予防講演会
糖尿など4つ重なると危険
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タンチョウの生態紹介も感銘的
一方、高橋氏の講演要旨次の通り。
1、昭和10年に11羽まで滅って絶滅寸前だったタンチョウは同27年に国の特別天然記念物に指定され、33羽になった。現在は600羽に増え、「北海道の鳥」になっている。1度鳴き合いを交わして、つがいを形成すると、とても夫婦仲がよく一生連れ添う。長生きする鳥で、36年生き延びた例もある。
1、気温氷点下30度になる冬、阿寒川、釧路川の流れで凍らぬ氷点下4度の川水の中に一本足で立ち、毛の間に空気をたくさん含ませて体を丸くして眠る。こうすることで野犬やキタキツネから襲われない。岸近くで眠って足に氷が付いてなかなか取れないことも…。3〜4日も氷がはずれないと凍傷にかかることもある。天敵キタキツネが襲って食べるとか噂もあるが、元気なタンチョウならキタキツネには負けない。
1、「ツルの一声」という言葉があるが、鳴き合いで一声放つのはオス、二声返すのがメス。これが雌雄見分ける決め手だ。オスが呼ぶとメスが必ず返事を返す。人間も見習うべき習性といってよかろう。(文責・西山)