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NO.1

道民の長寿度 全国平均を上回る
平成6年度で男性77歳、女性83歳

(2−2)


がん、心臓病、脳卒中で全死亡の6割を占める

 道民の平均寿命を大きく左右する3大死亡原因は、表5に示したように、悪性新生物(がん)、心臓疾患と脳血管疾患(脳卒中など)です。この3つで全死亡の61パーセントを占めます。心臓疾患と脳血管疾患による死亡を合わせますと、がんによる死亡を上回りますから心臓・血管病の予防はきわめて重要なことです。

 もし、両者による死亡を除外できたとすると平均寿命は男女ともにおよそ3年半延長します。がんを制圧できれば、さらに、3ないし4年平均寿命が延びます。すなわち、3大成人病を克服できた時には、男性の平均寿命は84歳、女性では90歳になります。

表5   主要死因の死亡率
     (人口10万人あたり)
  北海道 全 国
悪性新生物 206.2 194.4
心疾患 129.7 128.6
脳血管疾患 82.1 96.9
肺炎及び気管支炎 76.0 72.4
不慮の事故 28.8 29.1

 死亡の原因は年齢によって異なります。20歳代、40歳代、70歳代の死亡原因を表(表6)にしました。20歳代では不慮の事故と自殺が、50歳代ではがんが心・脳血管疾患による死亡を上回わり、70歳を超えると心臓および脳血管疾患による死亡が増えてきて、がんによる死亡を上回るようになってきます。

 健やかな人生を楽しむためにも、がんと並んで死亡の大きな原因となる心臓病および脳血管病をいかに克服するかが今後の課題になります。北海道心臓協会はこの課題に真剣に取り組んでいきたいと考えています。

主要死因別死亡割合年齢階級別(表6)

20歳代(20〜29歳)
順位 死因 %
1 その他 39.3
2 自殺 22.0
3 不慮の事故 15.3
4 肺炎 11.1
5 脳血管疾患 8.2
6 悪性新生物 2.5
7 心疾患 1.6


40歳代(40〜49歳)
順位 死因 %
1 悪性新生物 36.4
2 心疾患 18.2
3 その他 14.4
4 脳血管疾患 10.6
5 肺炎 9.8
6 自殺 8.8
7 不慮の事故 1.8


70歳代(70〜79歳)
順位 死因 %
1 悪性新生物 33.3
2 心疾患 21.1
3 その他 19.2
4 自殺 11.6
5 不慮の事故 10.9
6 肺炎 3.0
7 脳血管疾患 0.9


  
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