一般財団法人 北海道心臓協会

トップページ
すこやかハート
トピックス
講演
「○○○」といわれたら
循環器疾患の危険因子
心臓・血管病Q&A
セミナー参加報告
心血管病の治療最前線
心臓・血管病の危険因子
循環器疾患診断法・最近の進歩
ストレスと循環器
血管とその病気
運動と健康
心臓・血管病と闘う人たち
心臓・血管病予防の知識
医食同源
北海道心臓協会編集委員
入会のお願いとご案内
賛助会員の皆様
フリーイラスト集
「すこやかハート」100号記念
心臓協会20年間のあゆみ
事業計画・予算と事業報告・決算
リンク
お問合せ・健康相談はこちら
道新オーロラネットへ戻る
NO.13

心筋梗塞に遺伝性はありますか

旭川医科大学第一内科講師 川村祐一郎


Q.心筋梗塞に遺伝性はありますか?また、心臓病は遺伝しますか?

A.素質は遺伝するが抑制は可能

 心筋梗塞という疾患そのものに遺伝性はありません。ただし、心筋梗塞になりやすい人の特徴(危険因子といいます)のうち、重要なものとし高血圧、糖尿病、高コレステロール血症、肥満、喫煙があり、前3者はあきらかに遺伝性があります。肥満も遺伝性があるといえばありますが、努力で消滅させることは可能と思います。喫煙は全く御本人の責任です。

 この5つを多く持っていれば持っているほど心筋梗塞になりやすいといえます。前3者は素質的に拭い去ることはできないにしても、コントロールは可能なわけで、まさに我々医療スタッフが日常、生活指導、薬物治療両面で力をそそいでいる点であります。

 なお、心筋症という病気の一部で、すでに遺伝性が証明されているものがありますが、心臓疾患全体ではさほど多くありません。しかし、今後研究がすすむにつれて、遺伝性が証明されてくるものも出てくるでしょう。


  
(一財)北海道心臓協会 〒060−0004 札幌市中央区北4条西4丁目 (株)伊藤組内 TEL 011-241-9766
(C)Hokkaido Heart Association. supported by Doshin Access Co., Ltd.