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NO.16 |
伊藤記念研究助成金
結城さん(旭医大)と東浦さん(札医大)に
〜札幌で心臓・血管病予防講習会〜
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北海道心臓協会、日本心臓財団、北海道新聞社共催の 『心臓・血管病予防 講演と健康相談』が3月23日(金)札幌・かでる2・7ホールで開かれました。 冒頭、11回目になる伊藤記念研究助成金の贈呈式があり、15件の応募から選ばれた旭川医科大学薬理学講座助手・結城幸一さん(35)と札幌医科大学内科学第二講座助手・東浦勝浩さん(40)に飯村 攻副理事長から、それぞれ褒状と助成金75万円が手渡されました。 |
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飯村副理事長から研究助成金を受ける東浦さん(右)と結城さん(左) |
結城さんの研究テーマは 「受容体欠損マウスを用いた心臓リモデリングにおけるプロスタノイドの役割の解明」東浦さんは「本態性高血圧の成因におけるインスリン抵抗性の機序に関する研究」で、ともに実績、予測される成果などが高く評価され贈呈対象に選ばれました。
また会場ロビーで開かれた循環器疾患無料相談には、北大、札幌医大、旭川医大の医師5人が参加、多くの市民の相談に応じました。
続いて「生活習慣病としての循環器疾患―予防と対策」(講師は北畠 顕・北海道大学大学院医学研究科教授)「どっぷりと温泉」(松田忠徳・札幌国際大学観光学部教授)の2つの講演が行われました。北畠さんは「2010年には国民4人にひとりが65歳以上、2050年には3人にひとりが65歳以上という高齢化社会となります」と前置きし、21世紀を健康に過ごすためには「生活習慣を改める、ストレスをためない、肥満をさける、タバコはやめる―自分で自分の健康を守ることが大事」と注意を促しました。
続いて松田さんは、日本列島2,500湯に及ぶ温泉体験を踏まえながら、「温泉は日本人の暮らしといつも一緒に歩んできた。温泉とはなにかを知って、もっと温泉力を感じてほしい。いい温泉を育てていくのは私達の役目」と語りかけ共感を呼びました。

