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NO.12

横式さん(北大)に研究助成金贈呈
札幌で心臓・血管病予防講演会

(1−1)



(写真は北海道新聞社提供)

 北海道心臓協会と北海道新聞社が主催する『心臓・血管病予防 講演と健康相談』が3月11日(土)、札幌・道新ホールで開かれました。

 冒頭、10回目になる伊藤記念研究助成金の贈呈式があり、4件の応募から選ばれた北海道大学医学部循環病態内科の横式尚司さん(35)に伊藤義郎理事長からお祝いの言葉とともに褒状と助成金100万円が手渡されました=写真=。

 横式さんの研究は、「血管の収縮機序を明らかにする目的で血管壁のイオン出入機構の解明を目指す国際的にも高い水準のもの」として贈呈対象に選ばれました。

 また会場ロビーで開かれた循環器疾患無料相談には、北大、札幌医大、旭川医大の医師5人が参加、多くの市民の相談に応じました。

 続いて「環境ホルモン汚染―野生動物と私達の生活」(お話は藤田正一・北海道大学大学院獣医学研究科長)「要看護・介護老年病とその医療」(同じく峯廻攻守・医療法人渓仁会西円山病院長)の二つの講演が行われました。

 環境ホルモン汚染とは、PCB、ダイオキシンなど人間の手によって環境中にまき散らされた化学物質が、動物の生殖機能を阻害するなど健康や生態系に影響をあたえる可能性のあることをいいます。

 オオワシ、ゴマフアザラシ、エゾヤチネズミなど北海道に生息する野生動物の汚染度を調べた藤田先生は「北海道でも本州より汚染度が低いとはいえ、昔使われていたDDTなどが今でも検出される。動物達が住める環境こそ、人間も生存できるのです」と訴えました。

 峯廻先生は、介護保険制度のスタートを前に、今後の医療の在り方と老年病予防について話しました。

 お年寄りがどんな疾患で入院しているか? 1位は脳血管疾患で約6割、2位は痴ほう性疾患1割、3位骨粗しょう症、4位パーキンソン氏病などの順です。峯廻先生は、これらを避けるには、早期発見と治療の継続、特にその前提となる生活習慣―食事や運動、五感をはたらかせる知的活動が大事、と注意を促しました。


  
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