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心臓・血管病予防 石狩、美唄で講演会
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北海道心臓協会は、賛助会員の団体・法人の行う「心臓・血管病予防講演会」への講師派遣を昨年度から積極的に展開していますが、今年度は石狩、美唄の両市で開かれました。
石狩市では7月31日、花畔団地会館で当協会理事、傳法公麿先生(藤女子大学人間生活学部教授)が「生活習慣病の早期発見と予防」と題して講演しました(写真1)。
写真1 出席した同団地緑苑町内会と老人会の会員約70人を前に、傳法先生は「健康とは若年者では病気にならないように注意することですが、高齢者では、新たな病気にかからないように努めると同時に、歩く、食事をするといった自立機能を持っていることが大事」と前置きし、食事や運動、病気予防のポイントを分かりやすく解説、最後に「健康な生活習慣を保つことに関心は高いのですが、実際の行動に結び付きにくい。実行するためには地域に住む人々同士のつながりを大切にし、互いに刺激し合うこと」と強調しました。
美唄講演会は10月16日、同市総合福祉センターで開かれ、講師の羽根田俊先生(旭川医大第1内科助教授)が「心臓病から身を守るために」と題して講演しました。(写真2)
写真2 同市地域医療協議会との共催で女性やお年寄りなど百人を超す市民が出席、高血圧や喫煙、肥満などと心臓病との関連や病気予防の解説に耳を傾けました。
羽根田先生は「心臓病予防には高血圧、高脂血症、糖尿病など心臓病の危険因子をかかえないこと。喫煙、運動不足、酒の飲み過ぎ、不適切な食事など生活習慣の改善こそが病気予防の第一歩です」と注意を呼び掛けました。
*北海道心臓協会の行う「講師派遣事業」への問い合わせは事務局(電話011−261−6111)へ。

