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札幌で心臓・血管病予防講演会
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北海道心臓協会と北海道新聞社が主催する『心臓・血管病予防 講演と健康相談』が3月13日(土)、札幌・道新ホールで開かれました。
冒頭、今年度9回目になる伊藤記念研究助成金の贈呈式があり、七件の応募から選ばれた札幌医大第二内科助手の土田哲人さん(38)と旭川医大第一内科研究生の大崎純三さん(36)の2人に伊藤義郎理事長からお祝いの言葉とともに賞状と助成金がそれぞれ手渡されました。
また会場ロビーで開かれた循環器疾患無料相談には、北大、札幌医大、旭川医大の医師八人が参加、多くの市民の相談に応じました。
講演では、島本和明・札幌医大第二内科教授が「高血圧・糖尿病と心臓病」と題して生活習慣と病気との関わりを分かりやすく述べ、注意を促しました。
講演の締めくくりに島本先生はとくに(1)高血圧(2)糖尿病(3)高脂血症(4)肥満を挙げ「1つでも要注意、4つ重なると死の4重奏≠ニいいます。予防には、生活習慣を変えていくことが大切です。食事に気をつける、食塩を取り過ぎない、運動をするなど、すぐにでも出来ること」と強調しました。
「では、どの程度の運動がよいか」との会場からの質問には「ニコニコ運動、あまり激しくなくニコニコ笑いながらできる運動。脈搏では100〜120、急ぎ足で1日に30分ぐらいの運動です。毎日でなくとも、週に2〜3回でもいい、続けることです」と話しました。
また、98年7月に北海道最古の旧石器の発掘に携わった長崎潤一・札幌国際大助教授は「最古の北海道人を求めて−新十津川町総進不動坂遺跡の発見」の演題で、画期的な発掘の模様をスライドを使いながら紹介しました。
見つかったのは、手のひらに載るほどの典型的な旧石器4つで、5〜6万年前のものと分かりました。長崎さんは「宮城県では、既に60万年前の石器がみつかっています。同じような石器が北海道で出てきても不思議ではありません」と最古の北海道人への夢と期待を語り、関心を集めました。
ありがとうございました
杉垣生代さん=札幌市南区澄川=から「北海道心臓協会へ」と4月2日、84,600円のご寄付をいただきました。
杉垣さんは、すすきのに店を持ち、客から寄せられた釣り銭などの浄財をお寄せくださったものです。昭和62年にご母堂サツ様が亡くなられた折りにも、香典返しにかえ北海道心臓協会へ寄付を頂戴しています。