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心臓・血管病予防
札幌、浜益、旭川で講演会
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心臓・血管病の予防を目指す(財)北海道心臓協会の講演会が、8月から11月にかけて道内各地で開かれました。
札幌では2週連続の「あなたの健康を守る特別講座」が道新北1条館会議室で。10月29日には札幌医大救急集中治療部助教授の東海林哲郎先生が「突然心臓が止まったら」のテーマで講演、引き続き11月4日には札幌市防災協会の指導員による心肺蘇生法の実技訓練が行われました。人工呼吸や心臓マッサージなどの講習を熱心に終えたあと「修了証」を手にした参加者は感激の面持ちでした(写真1・2・3)。
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写真2
写真3
9月13日には、浜益村「健康まつり」の基調講演として当協会理事、尾山洋太郎先生(北海道女子大学短期大学部教授)が「動脈硬化ってなに〜なりたちと予防」と題して講演しました。会場を埋めた三百人を超える聴衆をまえに尾山先生は「浜益は長寿村とか。病気の話は皆さんには釈迦(しゃか)に説法かもしれませんが」と笑いを誘いながら約一時間、予防のポイントを分かりやすく解説しました。参加者にはお年寄りや女性も多く熱心に聞き入っていました。
旭川講演会は8月26日、道新支社会議室で開かれました。講師は旭川医大第1内科助教授の羽根田俊先生で、演題は「心臓病から身を守るために」。高血圧や喫煙、肥満など心臓病をめぐる危険因子のデータを示しながら「高血圧は自覚がないので、健診で通院の指示を受けたら無視しないで。危険因子は自分の努力で変えられます」と、生活習慣への注意を呼び掛けました(写真4)。
写真4