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NO.3

高血圧、不整脈をテーマに
「健康を守る特別講座」

(1−1)



 心臓・血管病の予防を目指す「あなたの健康を守る特別講座」(北海道心臓協会、北海道新聞帯広支社共催)が、昨年に引き続き今年も道新帯広支社2階大会議室で開かれました。

 この特別講座は、受講者に2週連続でじっくり医師の講話に耳を傾けてもらうのがねらい。会場には30人を超す市民が訪れ、講演のあとは相次ぐ質問で、予定の終了時刻をオーバーするほどでした。

 1回目(10月22日)は、旭川医大第一内科の羽根田俊先生の担当で、テーマは「高血圧あれこれ」。羽根田先生は高血圧をめぐるさまざまなデータをスライドで示しながら「高血圧は、初めのうちは症状がなく分からないでいることが多いのです。高をくくっていると心臓、腎臓、血管に変化がきて脳出血や心不全、狭心症などに結び付く。サイレント・キラー(沈黙の殺人者)ともいわれるのも、そのためです」と具体例をあげながら説明しました。

 さらに予防のポイントとして「肥満の是正、節酒、節煙、運動、減塩」の5つを挙げ、なかでも「塩分はできるだけ控え目に。目標は一日7グラム程度です」と呼び掛けました。

 2回目(10目29日)の講師、旭川医大第一内科の川村祐一郎先生は「心臓のリズムと健康について」と題して主に不整脈の解説をしました。

 「皆さん、心臓は左胸にあると思っていませんか。実はほぼ真ん中に位置しているのです。心臓の下部がやや左を向いているため、そのように思われているのです」−図を示しながらの説明に出席者はびっくりした様子でした。

 複雑な心臓の働きをわかりやすく解説したあと、川村先生は「不整脈といっても、治療が必要なものはもちろんありますが、ほとんどは問題ない。ほうっておいても大文夫です。あまり心配しないこと」と強調しました。


  
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