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NO.2 |
市民公開講座
「患者と医師との関係を考える」
(1−1)
第45回日本心臓病学会学術集会(会長・北畠顕北大循環器内科教授)の一環として、9月27日午後2時から札幌市内のホテルで、北海道心臓協会後援の市民公開講座が開かれました。医療の現場と受け手を結んだ公開講座には、100人を超す市民が参加、講師の話に熱心に耳を傾けました。 |
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「よりよい患者・医師関係を築くために」を総合テーマに、まず当協会副理事長・飯村攻さん(札幌医大名誉教授)が「いまの医療と、これからの医療−循環器疾患を中心に」と題して基調講演を行いました。
飯村先生は、日本の疾病構造の変化や今日の医療がかかえる問題点を明かにしたうえで「これからは、医師、患者、家族ともに、一人相撲ではなく、互いに『求める』ことから『認める』ことが大事になる」と今後の方向を示しました。
引き続きインフォームドコンセント(十分な説明と同意)の在り方をめぐるパネルディスカッションが行われました。
パネリストとして弁護士・石黒敏洋さん、ささえあい医療人権センター・辻本好子さん、北大医療技術短期大学部の森下節子さん、北大医学部循環器内科の野村憲和さんの4人が出席、座長は北畠顕さん、飯村攻さんが務めました。
医師と患者の関係について、辻本さんは「まず、賢い患者になること」と語り、医師の野村さんも「意思疎通は容易でないが、互いに接近する努力を」と述べました。森下さんは看護の場での実践を報告、石黒さんは「大切なのは情緒と情報の共有です。そのために病院内に小さな図書館とか相談コーナーを設けては」と話していました。
「心臓ペースメーカ−北海道友の会」ができました 心臓ペースメーカーを着けているひとたちの「友の会」が、札幌と根室市で結成されました。
心臓病の悩みや苦しみを互いに話し含い、親睦と健康・福祉の増進を図ることが目的で、広く入会を呼び掛けています。
会では、ペースメーカーや関連医療機器についての情報交換や電磁波障害への対策、医師との懇談会、健康相談、会報の発行などを行うことにしています。
連絡先は、札幌の阿部政一さん(電話030・777・1211)
ありがとうございました
小野寺優香里さん=札幌市中央区=から「北海道心臓協会へ」と9月22日、50万円のご寄付を頂戴しました。
9月5日に亡くなられた夫・壮吉さんのご遺志をお寄せくださったものです。小野寺壮吉さんは、北大医学部を経て、旭川医大第一内科教授として研究、教育に当たるとともに、副学長として大学の発展に尽くされました。また、当協会では昭和57年の設立いらい理事を務められ、心臓・血管病の予防、制圧に力を注がれました。ご寄付は当協会の基金に繰り入れました。
伊藤組木材(株)の三神英夫さん=札幌市南区=から「北海道心臓協会へ」と9月12日、30万円のご寄付を頂戴しました。
平成9年7月に97歳で亡くなられた父・芳夫さんに寄せられた永年の厚志への感謝を込めて、お寄せくださったものです。ご寄付は当協会の基金に繰り入れました。
ともにご冥福を心からお祈りします。
賛助会員のお願いとご案内 協会の活動を支える運営資金は、皆さまのご協力による会費や寄付金が大きな力となっています。協会設立の趣旨・目的をご理解の上、なにとぞご入会くださいますよう、お願いいたします。
- 入会方法
入会はハガキや電話等でお申し込みください。入会申込書をお送りいたします。
- 会費(年額)
一般会員(1口)1,000円
個人会員(1口)3,000円
法人会員(団体)(1口)10,000円
*口数に制限はありません- 申込先
郵便番号 060-0004 札幌市中央区北4条西4丁目 株式会社伊藤組内
財団法人 北海道心臓協会
電話 011・241・9766

