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質問に丁寧な説明
好評の心臓病予防講演会

(1−1)

 北海道心臓協会と北海道新聞社共催の心臓・血管病予防講演会が相次いで開かれ、どの会場も熱心な受講者であふれました。スライドを使ったわかりやすい解説と、質問時間をたっぷりとったのも好評でした。

 6月4日、北海道新聞釧路支社で開かれた「講演の集い 心臓病・高血圧とその予防」には、約80人の市民が参加しました。

 講師の札幌医大第二内科の三浦哲嗣先生は、心臓・血管病に関するさまざまな統計をスライドで示しながら、心臓病とコレステロール値や喫煙、肥満との関係についてわかりやすく説明、予防のためには「軽い歩行や水泳なども有効」とポイントを解説しました。講演の後、参加者から「1日に1万歩歩くのは大変」といった質問も出されましたが、三浦先生は「あくまでも目標なので、自分の健康状態にあわせて」と答えていました。

 札幌の道新大通館7階会議室を会場にした「あなたの健康を守る特別講座」は6月11日と18日の2回、連続して開かれました。 ともに90人近い参加がありました。

 11日の講師は札幌医大第二内科の島本和明先生とイトマンフィットネスプラザ宮の森の芦田諾朗チーフインストラクターの二人で、テーマは「心臓病・高血圧・糖尿病と食事・運動療法」。

 島本先生は食事療法について、詳しく話しました。

 心臓病や高血圧に拍車をかける悪い食物は、塩分、脂肪が多いもの。イクラやウニなどコレステロール値の高いもの。たばこやカフェイン、過度のアルコール。

 よい食物は魚と野菜。適度のアルコールとカルシウムやマグネシウム。「みそラーメン一杯には塩分が5〜6g。摂り過ぎです。それなのに、ススキノでお酒飲んで、その後ラーメン食べるなんて無茶」とユーモアを交えながら注意を呼びかけました。

 運動の大切さを強調した芦田さんも「歩行、水泳、ジョギング、自転車乗りなど、自分に合った運動を、自分に合った時間と量で行うこと」と話していました。

 参加者から、自分なりに編み出し減量法でダイエットに成功した体験談の紹介もあり、関心を集めていました。


 18日は北大医学部循環器内科の甲谷哲郎先生の「心筋梗塞にならないために」。甲谷先生は、狭心症や心筋梗塞などの心臓病を引き起こす要因やその症状、検査・治療法などについて、写真や図をしめしながら説明。最後に「心筋梗塞は突然死の代名詞のようなもの。しかも、心筋梗塞で亡くなる人は発作が起きてから1時間以内に死亡というケースが多い。そこで、いつもより長くて強い発作が起きたら一刻も早く救急車を呼び、CCU(冠動脈疾患集中治療)設備のある病院へ」と強調しました。



ありがとうございました

 オーストラリアから札幌を訪れているデイビッド・フロスト氏から北海道心臓協会に6月18日、2万6千円のご寄付を頂戴しました。心臓病で亡くなられたお父上の「北海道の心臓病予防のために」というご遺志を、勤務する英会話学校を通してお寄せくださったものです。


  
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