ある時、山崎闇斎が弟子達にむかって、
「今もしシナから孔子や孟子を大将として我が国へ攻めて来たならば、お前達はどうするか」
と尋ねたところ、弟子は皆困って返事する者がなかった。そこで闇斎が言うには、
「その時は当然孔子や孟子と戦って、あるいは斬り、あるいは生け捕りにするのだ。
それがすなわち孔子の教えだ。」