村上整体専門医学院 1998年度前期 基礎運動学中間試験       担当:泉 寛志

1998-6-26

問1 次の( )内に当てはまる適当な語句を解答欄に書き入れなさい。       (20点)

・仕事をする能力のことを(@)という。

・有酸素性呼吸は細胞内の(A)で行われる。

・骨は常に(B)細胞に破壊吸収され、(C)細胞に再形成され続けている。

・使っていない筋肉が細くなることを(D)性筋萎縮と言い、半分になるのに約(E)かかる。

・頭仙神経とは(F)神経のことである。

・脊髄下端は脊柱のおよそ(G)辺りまで届いている。

・反射の特徴は、不随意に起こること、刺激や応答が(H)なことである。

・脳など高次中枢からの神経的連絡が途絶えると、末梢の反射は一般に(I)される。

・姿勢保持に機能する感覚刺激は視覚系、(J)系、(K)系に分類することが出来る。

・緊張性頸反射では頸を右に向けると(L)(M)が伸展する。

・運動準備状態では中枢覚醒による(N)の短縮と(O)の抑制が見られる。

・息を吐くのに重要な筋肉は(P)である。

・人体の中で第二の心臓と呼ばれる部分は(Q)である。

・糸球体濾過で出来た原尿の約(R)%が尿として排泄される。

・三大栄養素のうち1g当たりの熱量(cal)が最も大きいのは(S)である。

問2 次の各文が正しければ、誤りがあれば×を解答欄に書き入れなさい。   (20点)

 1.F=maは、力に比例して速度が大きくなることを意味する。

 2.ナトリウム・カリウムポンプのおかげで細胞内にはナトリウムが少ない。

 3.一般に太い神経ほど信号が伝わるのが速い。

 4.骨中を縦に走る血管をハバース管という。

 5.骨質は通常静的状態にあるが、損傷を受けると骨芽細胞が集まり修復される。

 6.関節の中には滑液や半月板、靭帯などが存在する。

 7.神経から筋肉に一定以上の大きな信号が一度伝わると強縮が起きる。

 8.筋肉を訓練するとすぐ各筋線維は太くなるが、筋力が増すには時間が掛かる。

 9.神経細胞体が集まっている部分は、中枢では灰白質で末梢では神経節である。

10.四肢の皮膚に疼痛刺激を加えると屈筋反射が起きる。

11.反射の刺激が強くなると次第に反射の麻痺が起こる。

12.眼球が1方向へ動き、急に元の位置に戻る不随意な反復運動を眼振という。

13.閉ループ制御は主にバリスム運動と呼ばれる素早い運動時に用いられる。

14.視覚的な運動情報には黄斑部辺りの中心視野が重要である。

15.眼球運動は両眼併せて6種類の外眼筋による。

16.外気を肺胞内に出し入れすることを外呼吸という。

17.血漿は血液容積のおよそ55%を占め、3l弱あることになる。

18.体温調節の中枢は延髄にある。

19.腎臓はレニンを分泌して血圧を上昇させる働きを持つ。

20.大腸の最も重要な働きは繊維質の消化である。

問3 次の( )内の最も適切な選択枝の記号を解答欄に記入しなさい。      (20点)

 1.解剖学的基本肢位とは手掌を(a.前方 b.側方 c.後方)へ向けた状態である。

 2.神経の伝導とは軸索を(a.プラス b.マイナス)の電位が伝わることである。

 3.橈尺関節は(a.蝶番 b.鞍 c.車軸)関節の代表例である。

 4.上腕を真横に上げる運動は(a.外転 b.外旋 c.屈曲)である。

 5.横紋筋の縞で暗く見える所は(a.A b.H c.I)帯と呼ばれる。

 6.筋力は強いが疲労しやすいのは(a.赤 b.白)筋である。

 7.細かい運動をする筋肉は一般に神経支配比が(a.大きい b.小さい)

 8.感覚神経は脊髄では必ず(a.前根 b.後根)を通る。

 9.興奮性のシナプス伝達では、シナプス後線維に(a.EPSP b.IPSP)が発生する。

10.大脳基底核とは(a.線状体 b.錐体 c.四丘体)などのことで、神経細胞体が集まっている。

11.運動野は大脳皮質の(a.中心前回 b.中心後回)と呼ばれる部分にある。

12.姿勢の保持や平衡感覚、微細運動などを司るのは(a.中 b.小 c.間)脳である。

13.γ運動神経によって収縮するのは(a.筋紡錘 b.腱紡錘 c.錘外線維)である。

14.ひっかき反射や四肢間反射は(a.交差性 b.髄節間)反射の代表である。

15.頸を向けた側の四肢が屈曲するのが緊張性(a.頸 b.迷路)反射である。

16.迷路は運動の(a.距離・角度 b.速度 c.加速度)を感知する。

17.感覚の強さは刺激の強さの(a.変位 b.対数 c.時間)に比例する。

18.死腔は約(a.50 b.150 c.250 d.500)mlである。

19.血漿から(a.血小板 b.グロブリン c.フィブリノーゲン)を除いたものが血清である。

20.代謝の機械的効率は約(a.25 b.50 c.75)%以下である。

問4 次の各語句と最も関係の深いものを下の語群から選び、その記号を解答欄に

  記入しなさい。(重複不可)                          (10点)

1.アセチルコリン 2.エリスロポエチン 3.オシレータ 4.グリア 5.グリコーゲン

6.デルマトーム 7.バゾプレッシン 8.マイスナー 9.ミオシン 10.モーメント

[語群]a.回転 b.筋線維 c.血圧 d.神経伝達 e.神経伝導

    f.赤血球 g.糖質 h.反復運動 i.皮膚感覚 j.感覚器

問5 以下の問題の解答を解答用紙に記入しなさい。               (30点)

@てこを三種類に分類し、人体でそれぞれが利用されている例を挙げなさい。

A筋肉の種類などと関連付けながら、マラソン選手と相撲の力士の体型の違いにつき論じなさい。

B反射とは何かを、具体的例を挙げて説明しなさい。

C死腔とは何かを、それが問題になる状態の例を挙げて説明しなさい。

D運動(学)に関する人体の調節機構について何か一つ取り上げ説明しなさい。


解答例

問1 @  エネルギー      A ミトコンドリア    B 破骨         

   C 骨芽         D 廃用         E 一ヶ月        

   F 副交感        G L1〜L2      H 単純         

   I 亢進         J 体性感覚       K 迷路         

   L 右上肢        M 右下肢        N 反応時間       

   O 反射         P 内肋間        Q 下肢         

   R 1          S 脂質         

問2 1 × 2 ○ 3 ○ 4 × 5 × 6 ○ 7 × 8 × 9 ○ 10 ○ 

   11 × 12 ○ 13 × 14 × 15 × 16 × 17 ○ 18 × 19 ○ 20 × 

問3 1 a 2 a 3 c 4 a 5 a 6 b 7 b 8 b 9 a 10 a 

   11 a 12 b 13 a 14 b 15 b 16 c 17 b 18 b 19 c 20 a 

問4 1 d 2 f 3 h 4 e 5 g 6 i 7 c 8 j 9 b 10 a 

問5 省略