村上整体専門医学院 1998年度前期 基礎運動学終了試験 担当:泉 寛志 1998-9-11 問1 次の( )内に当てはまる適当な語句を回答欄に書き入れなさい。 (11点) ・有酸素性呼吸は細胞内の(@)で行われる。 ・骨は常に(A)細胞に破壊吸収され、(B)細胞に再形成され続けている。 ・脊髄下端は脊柱のおよそ(C)辺りまで届いている。 ・脳など高次中枢からの神経的連絡が途絶えると、末梢の反射は一般に(D)される。 ・人体の中で第二の心臓と呼ばれる部分は(E)である。 ・上肢帯は(F)関節によって上肢と、(G)関節によって体幹と連結している。 ・手指、趾ともに母指だけに(H)筋があり、手指では母指と小指に、趾では小指だけに(I)筋がある。 ・小転子に停止する筋は(J)筋だけである。 問2 次の各文が正しければ○、誤りがあれば×を回答欄に書き入れなさい。 (10点) 1.一般に太い神経ほど信号が伝わるのが速い。 2.筋肉を訓練するとすぐ各筋線維は太くなるが、筋力が増すには時間が掛かる。 3.外気を肺胞内に出し入れすることを外呼吸という。 4.鎖骨下動脈は第1肋骨を越えると上腕動脈となる。 5.虫様筋は指の外転や内転にはたらく。 6.中殿筋を損傷するとトレンデレンブルク徴候が起きる。 7.椎骨動脈はすべての頚椎の横突孔を通る。 8.表情筋は三叉神経の支配を受ける。 9.すべての筋肉は骨に起始、停止する。 10.すべての筋肉は左右に対になって存在する。 問3 次の( )内の最も適切な選択枝の記号を回答欄に記入しなさい。 (21点) 1.解剖学的基本肢位とは手掌を(a.前方 b.側方 c.後方)へ向けた状態である。 2.筋力は強いが疲労しやすいのは(a.赤 b.白)筋である。 3.運動野は大脳皮質の(a.中心前回 b.中心後回)と呼ばれる部分にある。 4.迷路は運動の(a.距離・角度 b.速度 c.加速度)を感知する。 5.死腔は約(a.50 b.150 c.250 d.500)mlである。 6.指の末節骨に停止するのは(a.深指屈筋 b.浅指屈筋)である。 7.骨間筋は第1、第2関節を(a.屈曲 b.伸展)させ、第3関節は(a.屈曲 b.伸展)させる。 8.大腿動脈(A)・静脈(V)・神経(N)は内側から(a.AVN b.NAV c.VAN)の順に並ぶ。 9.膝関節の外側半月は(a.C b.O)字状をしている。 10.前十字靭帯は大腿骨やや(a.内 b.外)側に付着し、後十字靭帯より(a.強 b.弱)い。 11.黄色靭帯は(a.椎体の前 b.椎体の後 c.椎弓の前 d.椎弓の後)に存在する。 12.胸椎は(a.前後屈 b.側屈 c.回旋)、腰椎は(a.前後屈 b.側屈 c.回旋)が強く制限される。 13.胸鎖乳突筋や頭最長筋は頭蓋骨の(a.茎状突起 b.乳様突起 c.後頭顆)に付着する。 14.腸肋筋、最長筋、棘筋を併せて(a.固有背 b.横突棘 c.脊柱起立)筋という。 15.回旋筋、多裂筋、半棘筋をあわせて(a.固有背 b.横突棘 c.脊柱起立)筋という。 16.外腹斜筋は(a.起始 b.停止)が肋骨で、片側収縮では(a.同 b.対)側回旋に作用する。 17.咀嚼筋の内最も強力なのは(a.側頭 b.咬)筋である。 問4 次の( )内に最も適切な語句を選択枝から選び、その記号を回答欄に記入しなさい。 同じ選択枝を何度使ってもかまわない。 (31点) T.肩甲骨は脊柱と肩甲挙筋や菱形筋、僧帽筋などで連結されているが、上肢と連結する筋は その位置関係により様々な肩の運動に重要である。その(@)からは肩甲下筋が(A)に停止して 上腕の内旋や内転を起こす。そのすぐ下に停止する筋としては脊柱や腸骨からの広背筋や肩甲 骨(B)からの筋があるが、この筋のすぐ近辺から起始する小円筋は(C)に停止して上腕の外旋 を起こす。大胸筋は(D)に停止するが、作用は内旋になる。 肩関節付近に起始して肘関節を動かす筋としては、屈曲に働く上腕二頭筋が(E)に停止し、 伸展に働く上腕三頭筋は(F)に停止する。上腕骨に起始する筋では上腕筋が(G)と肘関節包 に停止、腕橈骨筋は(H)に停止してそれぞれ屈曲の働きをする。逆に伸展に働くのは(I)に停 止する肘筋がある。 [選択枝]a.前面 b.後面 c.側面 d.大結節付近 e.小結節付近 f.尺骨 g.橈骨 U.前腕の回旋には円回内筋、方形回内筋、回外筋などが直接関与するが、すべて(@)に起始 して(A)に停止する。これは橈尺関節の構造から納得できることである。 短母指伸筋は(B)から起始し、長母指伸筋は(C)から起始する。長掌筋は一部の人は生まれ つき欠損しているが、(D)に停止する多関節筋であり、他の筋肉に移植されることもある。虫様筋 は骨間筋と似たような働きをするが、(E)に起始して腱膜に停止するのが少々特殊と言える。 [選択枝]a.橈骨 b.尺骨 c.手掌腱膜 d.骨 e.腱 f.血管 g.神経 V.大殿筋と大腿筋膜張筋は(@)に停止するが、これを通じて最終的には(A)を外側から上方に 引き上げる力を加えることになる。縫工筋はこの大腿筋膜張筋同様(B)に起始し、(C)上部に内側 から停止する、人体で最も長い筋である。下肢の内転は主として内転筋群によるが、長内転筋のよう に(D)に起始するものや、大内転筋のように(E)に起始するものがある。大腿四頭筋はその内三頭 が大腿骨に起始するが、大腿直筋だけは(F)に起始する。そしてこれらは膝蓋骨を越えて(G)に停 止する。大腿骨の後面の筋はハムストリングスと総称されるが、大腿二頭筋は大腿骨と(H)に起始し て(I)に停止する。 大腿骨に起始する多関節筋としては腓腹筋があげられるが、これは(J)や(K)に起始するヒラメ筋 と共に下腿三頭筋として(L)に停止する。これらのすぐ脇を走る足底筋も大腿骨に起始して(M)に 停止するが、細い筋で上腕の長掌筋に相当するといわれる。 [選択枝]a.上前腸骨棘 b.下前腸骨棘 c.腸脛靭帯 d.恥骨 e.坐骨 f.脛骨 g.腓骨 h.踵骨隆起 問5 以下の問題の解答を解答用紙に記入しなさい。 (40点) @反射弓とは何かを説明しなさい。 A死腔と残気量の違いを説明しなさい。 B手の薬指だけを伸展するのがなぜ困難なのか説明しなさい。 C上肢と下肢の類似点と相違点を述べなさい。 D運動に関連して人間が他の動物(猿など)と異なる点について述べなさい。