QandA
Q.モデルロケットってなに?

A. 時速180km以上で上昇し、パラシュートで回収する科学模型で子供から
大人まで楽しめます。種類やデザインも豊富で、全長10センチのものから
なんと7.5メートルのものまで、飛ぶ高さも30メートルから300メートル、
さらには成層圏まで飛ぶものもあります。機体はプラスチック、紙、木など軽い材料で
できています。またエンジンはNASA協力で開発された固形燃料エンジンです。
 1961年にアメリカのケネディ大統領が、「アポロ計画」を推進するために
学校の授業の教材として取り上げて以来発展し、現在まで30年以上にわたって
世界中の人々に楽しまれています。

Q.危険じゃないの ?

A. モデルロケットは、NASA(アメリカ航空宇宙局)が認めた教材で、
日本でも認められています。 とても軽く危険のない機体を作り、管理され
た工場でつくられた爆発性のない安全なエンジンを使い、モデルロケット
協会の安全規則(別掲)にしたがって打ち上げをするので、安全です。
現在まで約30年間に世界15カ国で320万回打ち上けられ、無事故の記録を
誇っています。

Q.どうやって手に入れるの?

A. 初めて作るときは、「スキルレベル1」のキットを使って作るのかよい
でしょう。街の模型店に置いていますし、ない場合でもすぐに取り寄せて
くれます。 ロケットは2,000円程度のものからあります。エンジンなど打ち
上げをするための費用は、1回あたり500円が目安です。またロケットの他、
発射台、点火装置がセットになった「スターターキット」は10,000円から
です。
 ロケットを製作するための道具は普通の工作用具があれば大丈夫です。
特別な工具は必要ありません。

Q.作り方は?

A. 北海道モデルロケットクラブとHTBが主催する「モデルロケット制作
教室」など、講習会に参加して学ぶのが一番です。毎年実施していますので、
初めて作る人はぜひ参加してください。
 それまで待てない、という人もご心配なく。じっくりととりくめば、つく
れないいものではありません。また理科や工作の先生に聞いてみるのもよい
でしょう。

                 <<さあ、飛ばしてみよう!>>

 機体に傷や折れはないだろうか。パラシュートはしっかりひらくのだろ
うか。リカバリーワディングは入れてあるだろうか。エンジンはだいじょ
うぶだろうか・・・。しっかりと確認しよう。
 問題がなかったら、いよいよ打ち上げだ。発射台のセットができて、発射
コントローラーにも異常がなければロケットを発射台にセットしよう。
 ここからはきみ次第だ。きみだけのロケットを大空高くに打ち上げて、
無事に回収してみよう。きみの成功をいのる!


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