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| No.5 | 98年02月20日 |
| 今日は新しい地域モデルとコミュニティの活性化について紹介する。さて、アメリカのシリコンバレー地域には21世紀の新しい地域モデルがあると思う。 | ![]() |
| No.6 | 98年02月20日 |
| シリコンバレー地域はひとりあたりの生産性が非常に高い。それはこの地域に対して、全米から投資が集中しているためである。シリコンバレーの基幹産業は情報産業であり、そのなかでも現在はネットワーク関連の企業が飛躍的に伸びている。では、日本とはなにが違うのか? 日本ではみんな口では変化を訴えているが、実は安定を求めている。それではベンチャーは生まれない。 | ![]() |
| No.7 | 98年02月20日 |
| シリコンバレーの産みの親であるスタンフォード大学のミラー教授が「三つのオーケー」について語っている。「失敗してもかまわない」「話してかまわない」「変わってもかまわない。」 の三つだ。どんどん情報を交流させ、ロビー活動を行い、転職をし、失敗も経験する。現在のシリコンバレーには、むしろそうした失敗経験を尊重する思想がある。 | ![]() |
| No.8 | 98年02月20日 |
| ではシリコンバレーのような、ベンチャービジネスの成功の鍵はなんだろうか。 「人材と資金の循環(流動)」 「起業家と戦略家」 「出会いの場=知の形成と共有」 「確信=自信」 といった一連のものが日本にあるかどうか。シリコンバレーではそれらを前提としてどんどんベンチャーを推進していった。 | ![]() |
| No.9 | 98年02月20日 |
| そうしたシリコンバレーが不況下にあった90年代初頭、地域の産業のトップたちが地域再活性化を目指してひとつの大きな団体を構築した。それがシリコンバレーネットワークであり、彼らが地域再生のために採用した手法がジョイントベンチャー方式であった。ジョイントベンチャーが成功するためには「既存の枠を越える」思想と、「連携をはかる」行動が必要だったが、彼らは「市民起業家」と呼ばれる、産官学民のなかの起業マインドを持っているリーダーを集めてプロジェクトを成功に導いていった。 | ![]() |
| No.10 | 98年02月20日 |
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たとえばプロジェクトのひとつにスマートスクールというものがある。これは地域のすべての学校をインターネットに結んで、その地域の子供が最先端の環境で教育を受けられるようにしようというプロジェクト。なんと78%の教室が授業でインターネットを活用している。日本ではこのようなことはまだまだ起こらない。 重要なことはこのプロジェクトに協力た人たちがすべてボランティアだったということである。人件費以外で30億ドルもの資材が投入されたが、費用対効果は10年後に明らかになるという自信を彼らは持っている。社会を長いスタンスで見ているのだ。 | ![]() |
| No.11 | 98年02月20日 |
| もうひとつパブリックアクセスネットワークというプロジェクトがある。誰でもどこでもネットワークにアクセスできる環境を作ろうという趣旨だ。スマート許認可というプロジェクトでは行政サービスの電子化を推進しているが、例えば、建築許認可申請などの手続きが電子的に可能になった。そして重要な点は、これら行政サービスに関わるプロジェクトが民間の市民起業家たちによって推進されていったことである。 | ![]() |
| No.12 | 98年02月20日 |
| 実は、シリコンバレー地域は80年代後半に大変な不況の時期があり地域経済は苦しかった。それでも地元の企業の連中を中心にジョインベンチャープロジェクトを推進し続けていった。 現在、日本でもいろいろな動きが起こっている。スマートバレージャパンは日本全国の各地域でシリコンバレーのモデルを自分たちの地域に応用して自分たちの地域を活性化していくためのお手伝いをしている。全国11カ所で大きな動きが起こってきており、そこを拠点としてさらに地方都市などでたくさんのプロジェクトが起こってきている。 | ![]() |
| No.13 | 98年02月20日 |
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北海道では札幌を拠点にイベントなどをしていたが、最近では根室などでも地元の人たちが自分たちの力でプロジェクトを起こすようになってきた。 全国的には今後もこのスマートバレージャパンが中心になって活性化を推進していきたいが、札幌などは我々が活動する以前からすでにそうしたマインドを持った人たちがたくさんいて、NCFの活動など進めてきた。 連携してシリコンバレーのような21世紀の日本の新しい「地域の創造」に取り組もう。 | ![]() |