「映画のデジタルレボリューション」


●日時 1998年2月3日 11:20〜13:00
●会場 札幌パークホテル 3階エメラルド
●主催
 ザ・ディジタル・ウイーク・サッポロ'98実行委員会
●内容
 97年は、CG業界にとって様々なブレークスルーがありました。その中でも、アメリカと日本ではデジタルをキーワードとして制作された劇場映画のあたり年だったといえます。このセミナーではエフェクトとしてのCGとセルアニメのなかのデジタル化という視点から、CG表現の可能性や制作の在り方を探ります。
●講師
稲陰 正彦 メディア・スタジオ(株)代表取締役
メディア・スタジオは日本で初めてハリウッドの制作する劇場映画のデジタルエフェクトを日本で作成しました。制作にはインターネットを用いられ、ネットワーク時代における新しい制作方法を提示しました。

菅野嘉則 日本テレビ株式会社 CG部
映画「もののけ姫」の制作でスタジオジブリのCG室長として中心的立場で参加。

磯 真査彦 株式会社サテライト代表取締役
日本初のデジタルアニメーションスタジオとして多くのアニメ作品やCD-ROMタイトルの制作を手がける。


●WEB速報
 
No.5 98年02月03日 11時31分
   
映画のデジタルレボリューション・   
   
稲陰正彦氏(メディアスタジオ株式会社代表取締役)を講師に菅野嘉則氏(日本テレビ株式会社CG部)、磯 真査彦氏(株式会社サテライト)の顔ぶれで、ディスカッションが始まりました。


No.6 98年02月03日 11時36分
   
映画のデジタルレボリューション・   
   
講師の3人が紹介されました。

No.7 98年02月03日 12時28分
   
映画のデジタルレボリューション・日本テレビ(株)CG部 菅野嘉則氏  
   
スタジオジブリでは、93年に「ぽんぽこ」で初めてCG映像を取り入れている。最初は4カット30秒程度だった。95年「耳をすませば」  
では、セル画をコンピュータ上で多重合成の色管理の手法を確立した。  
最新作、「もののけ姫」では、3Dキャラクタ、セルとの合成、3Dの背景、パーティクル、モーフィング、デジタルペインティングなど、多様なCGの技法を用いている。

No.8 98年02月03日 12時00分
   
映画のデジタルレボリューション・(株)サテライト代表取締役 磯真彦氏  
   
サテライトは札幌に本拠地を置くデジタルスタジオで、95年に日本ではじめてTVシリーズ「ビットザキューピット」をフルデジタルで制作した。当初はかなり力わざでこなした部分もあったが、最近はコンサドーレやNTTドコモ、後楽園遊園地、NTTP CcommunicationsのCF、アニメ作品の「KENJIの春」、CDROMの制作など、様々な作品をデジタルを処理で手がけている。

No.9 98年02月03日 12時22分
   
映画のデジタルレボリューション・メディアスタジオ(株)代表取締役 稲陰正彦氏  
   
メディアスタジオは、小規模でCGからサウンドの編集まですべてをこなす‘SOHOスタジオ‘である。鎌倉を拠点に、東京、大阪、アメリカの仕事をしている。2次元画像処理と3次元エフェクトを駆使した抽象的でシュールな作品を得意としている。最新作、アメリカ映画「SPAWN」の制作ではインターネットでMPEG1の映像を送り、E-mailでコミュニケーションをしながら進めた。385カットのデジタルカットを、ILMを中心に5カ国で制作したが、特に個性的な映像が必要な3カットを制作した。ハリウッド映画を日本のスタジオで担当したのは初めてである。