網文玻璃杯
あみもんはりはい

 ガラスの杯。胴の下部にひも状のガラスを溶着し、網目文にしている。中国河北省の北魏時代(4−6世紀)の墓から出土した。化学分析の結果、古代ローマのガラスの成分と一致したという。中東シリア方面からもたらされたものとみられている。口径10.3センチ、高さ6.7センチ。