連珠花鳥文波斯錦
れんじゅかちょうもんペルシャにしき

 唐の時代(618−907年)中国に伝わったペルシャ風の錦。白く浮き上がって連なる円が「連珠文」。それに囲まれて「花鳥文」が描かれている。花鳥文が狩猟文であるものもあり、ペルシャ錦の特徴的な文様で唐代に流行した。法隆寺には唐製とみられる「連珠獅子狩文錦」が伝わっている。中国新疆ウイグル自治区トルファン出土