宮女図(模写)
きゅうじょず

 中国陝西省西安市郊外にある永泰公主墓から発見された壁画。永泰公主は唐の3代皇帝高宗と則天武后の孫娘。701年、則天武后に反逆した罪で17歳で殺されたという。絵は左端のまげを高く結った后に従う宮廷女たちを描いている。それぞれしょく台、団扇、高足杯などの諸道具を持った姿は、奈良の高松塚古墳で発見された侍女図とよく似ており、当時の密接な文化伝ぱをうかがわせる。縦176センチ、横196.5センチ。