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火 花  ホンマにアホな笑いに賭ける人生

 

(C)2017「火花」製作委員会

 芥川賞作品と聞くと難しそうでも、お笑いコンビ・ピースの又吉直樹が書いたなら「読めそう」なのか、300万部を突破した小説「火花」が原作。売れない若手漫才師の徳永が出会った、強烈な先輩芸人・神谷の行き場のない才能とかっこ良さ、「純文学」の評判通り豊かな文章表現に、私も読んで泣けました。
 監督は、又吉の先輩芸人で映画制作にも定評のある板尾創路。徳永(菅田将暉)と神谷(桐谷健太)の相方役に経験者を起用し、絶妙なテンポで見せる漫才は本物のコンビのようです。コンテストで受ける屈辱、後発の若手が売れていくのを横目に「夢に賭ける人生」への不安など、この世界で生きる人ならではの描写。笑いをつくる苦しさも感じます。
 ラストで流れる主題歌「浅草キッド」は、下積み芸人の悲哀を歌ったビートたけしの名曲を菅田と桐谷がカバー。完璧なエンドにまた泣けます。札幌シネマフロンティア、ユナイテッド・シネマ札幌で11月23日公開。

 

札歩路編集部

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