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(C)2007伊坂幸太郎/新潮社
(C)2012『ポテチ』製作委員会

 仙台在住の作家・伊坂幸太郎の中編小説「ポテチ」を映画化。被災地支援の思いを込め、仙台サポーターのエキストラと共にすべて仙台で撮影されました。伊坂独特のユーモアと伏線を交え、ほろりとさせられます。
 空き巣を生業とする今村(濱田岳)は、ある家で`仕事中aに住人あての留守電を聞いてしまう。「これから死ぬ」という、その恋人・若葉(木村文乃)がいるビルへ向かい、彼女の自殺を阻止する。
 ある日、`仕事現場aを見たいという若葉を連れ、プロ野球選手・尾崎のマンションに侵入した今村。だが、くつろぎモードで一向に盗む気配を見せない。自分と同郷で生年月日も同じ尾崎に、今村は憧れていたのだった。その尾崎の部屋に、助けを求める女性から留守電が入る。今村と若葉は女性の元に駆け付けるが、事態は意外な展開だった。
 その帰り道、車内で食べようとポテトチップを買った今村。いつもと違う味を食べてしまった若葉が何気なく言った言葉を聞いた彼は、なぜか涙する。若葉は、今村が憧れる兄貴分の黒澤(大森南朋)から、そのワケを聞かされる…。
 伊坂ワールドに欠かせない濱田岳は本作でも、ちょっと頼りなげで、優しさあふれる青年を好演。見終わるときっと、ポテチを食べたくなります。
 本編上映時間68分。5月12日公開。(幸)

 

札歩路編集部

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