第7回北海道農業高校生ガーデニングコンテスト 審査発表

大賞(北海道知事賞)

北海道新十津川農業高等学校A

準大賞(札幌市長賞)
市民賞(実行委員会賞)

北海道旭川農業高等学校

準大賞(札幌市長賞)

北海道剣淵高等学校(コンパクト型)

奨励賞(北海道新聞社賞)

北海道倶知安農業高等学校

特別賞(実行委員会賞)

北海道音更高等学校

特別賞(実行委員会賞)

北海道岩見沢農業高等学校C

特別賞(実行委員会賞)

北海道中標津農業高等学校


第7回北海道農業高校生ガーデニングコンテスト 審査を終えて

 札幌大通公園で開催された花フェスタ2016札幌「第7回北海道農業高校生ガーデニングコンテスト」の初日(6/25)は、大荒れの天候で、激しい雨の中で迎えました。しかし、そのような悪天候にも関わらず、11校15作品、各チーム元気よく、生徒たちのプレゼンテーションがあり、それを聞き、作品審査に入りました。5名の審査員は、
①作品がテーマ「花あふれる暮らしから、夢あふれる街へ」と適合し、地域の特色を活用しているか。
②高校生の作品として創造性に優れ、創意工夫しているか。
③良質の花や葉物・花木等をバランスよく、うまく空間を利用し、的確に植栽されているか。
④デザイン力に優れ、視覚的訴求力が強いか。
⑤プレゼンテーションの方法が優れているか。
以上5つのポイントを主眼として審査を行いました。

 年々レベルが上がっている作品は、従来型(W6m×D3m×H3m)の大型のもの(9点)とコンパクト型(W2.5m×D2m×H2.4m)の小型のもの(6点)でしたが、どちらも遜色なく、素晴らしい作品でした。

 今年も生徒たち自身が暮らし、通学している地域に密着した郷土愛にあふれた作品が目につき、各グループ内で何度も何度も検討を重ね、アイディアを形にしていく努力と研究を重ねてきた成果が感じ取れました。

 今回の7回目は昨年に引き続き、大賞に輝いた新十津川農業高等学校Aチームが、昨年の好成績に執着することなく、果敢に新しい表現に挑み、見事な展開をしました。自然を活かした情景、広さを考慮した高低、一般の方々も参考にできるアイディア、宿根草を匠に使った伝統の技術等、4名の審査員が1位に選定した秀逸な作品で、完勝でした。

 準大賞は2校で、旭川農業高等学校は仕上げも丁寧で、好感が持てました。唯一残念に感じたのは、あと少し古民家の古さがほしかった点です。塗装技術で実際の古民家が醸し出す表情が出せるとよかったと思います。

 同じく準大賞の剣淵高等学校はコンパクトタイプで、絵本の里としての工夫が施され、頁を聞いた絵本の花瓶などが強い印象を与えてくれました。

 奨励賞の倶知安高等学校は例年通りジャガイモを栽培していて、花を咲かせる管理など、努力した姿が見えました。屋根やフェンスなど見えないところにも細かい配慮があり、好感が持てました。しかし、アイディアが沢山あって、焦点が少し薄らいでしまったように見受けられました。表現の集中と遊びも大事です。

 特別賞は本来は1作品でしたが、審査員の合議で2作品を追加していただき、次の3作品という事になりました。

 中標津農業高等学校は郷土にある観光名所、名物を一貫して作品作りをしています。今回も百花斉放ということで、色々な素材を整理して面白く表現しています。参加校で一番遠距離からの出品で輸送など大変だったことと思いますが、頑張りました。

 岩見沢農業高等学校C2年生チームは、限られた空間を更に広く見せるというアイディアから、鏡面を用いて表現しました。今までにない斬新な展開です。同じ鏡でも、本物は危険を伴うということから、ミラーシートという素材を使用し、自分たちの考えをどう表現するかを研究しています。今後はガーデニングは植物が主役であることを忘れずに、工夫することも大切です。

 音更高等学校の作品は「とても綺麗」という印象がありました。プレゼンテーションもしっかりとしていて好感がありました。残念ながら今回の参加で67年間続いた定時制課程が閉科になるということですが、地域に於ける長い間の貢献は計り知れない歴史があると思います。


 参加された各校は本当に真摯に取り組まれ、ご指導されている教員の皆様には心から敬意を表します。地域の方々に愛され、期待されている生徒の皆様、来年また素晴らしい作品に出会うことを楽しみにしています。


平成28年6月25日
阿部 典英 

花フェスタ2016札幌 実行委員会
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