北京故宮博物院(紫禁城)はかつて明(1368〜1644)・清(1616〜1912)時代の皇居として、明時代に完成以来580年余りの歴史を誇ります。建造物それ自体が歴史的価値のある芸術作品であり、現在中国に残る唯一の宮殿建築としてユネスコ「世界文化遺産」の一つに指定されています。

 本展では、日中平和友好条約締結25周年を記念して、北京故宮博物院が所蔵するおよそ100万件にのぼる至宝の中から選抜された歴代の美術工芸品約110件を展示します。

 出品物は古代王朝から清代に至るまでの陶磁器、青銅器、金工、玉彫(ガラス器も含む)、漆工、仏教彫刻、宮廷美術品ほかで構成され、この中には国家一級文物(日本の国宝に相当)に該当するものが20件以上含まれています。通常この規模での一級文物の海外出品は中国政府の規制により実現が不可能でしたが、記念すべき年にあたり特別に許可されたものです。西太后着用の礼服やラストエンペラー溥儀が着用した朝服など、日本初公開の品々を中心とした中国美術品の神髄を、どうぞこの機会にご覧ください。


◇会  期 4月3日(木)〜4月21日(月)
午前10時〜午後8時(入場は閉場の30分前まで)
6日(日)、13日(日)、20日(日)は午後7時30分、最終日は午後4時閉場
◇会  場 丸井今井札幌本店 大通館9階催事場
◇内  容 西太后・溥儀の礼服ほか国宝級24点を含む、故宮の至宝110点を一同に展示。半数以上が日本初公開。
◇観覧料 一般・大学生1,000円(800円)、高校・中学生700円(500円)、小学生500円(300円)
( )内は前売り料金、いずれも税込み
◇主  催 北海道新聞社、北海道テレビ
◇後  援 外務省、文化庁、中国大使館、日本ユネスコ協会連盟、北海道ユネスコ連絡協議会、日中友好協会、日本中国文化交流協会、日中協会、日本国際貿易促進協議会、北海道、道教委、札幌市、札幌市教委、中華人民共和国駐札幌領事館
◇特別協賛 国士舘大学21世紀アジア学部
◇特別協力 北京故宮博物院
◇協  力 小学館、日本航空、日本通運、凸版印刷
◇企画協力 日中藝協


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