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男は自在の境地を求め、女は五彩に願いをかけた。
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男は自在の境地を求め、女は五彩に願いをかけた。
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| 朝鮮王朝(1392-1910)の時代、朝鮮半島では、儒教の教えを基盤に特色豊かな文化が育まれました。 ソンビとよばれる知識人たちは、すぐれた学識や高潔な人格とともに、芸術をたしなむ風雅さをそなえることを理想としました。彼らは、書斎であるサランバンに格調高い書画や陶磁・木工などの文房四宝をしつらえ、芸術に親しみ、談論をたたかわせました。簡素でありながらゆったりとした風格の漂うサランバンの空間は、世俗的な価値にとらわれない自在な境地を求めた、ソンビの精神を示すものといえるでしょう。 一方、男性とは厳しく隔てられていた女性たちの生活は、アンバンとよばれる居間を中心に営まれました。彼女たちはきらびやかな螺鈿の家具が置かれたこの空間で、吉祥文様を刺繍した小物や、ボジャギと呼ばれるパッチワークの布、祝いの晴れ着を縫いました。女性たちの手仕事やアンパンの家具に見られる華やかな色彩と多様な吉祥文様には、家族の健康や一家の幸福を願う切なる心情がこめられています。 本展は、朝鮮王朝期の芸術文化を、サランバンに代表される男性的世界と、アンバンに代表される女性的世界というふたつの視点から紹介しようとするものです。国立中央博物館をはじめとする韓国を代表する美術館、博物館から、絵画、書、陶磁、木工、服飾約260点が出品されます。 サッカーのワールドカップ共同開催を控え、韓国への関心が高まるなか、隣国の伝統文化の粋にふれる絶好の機会となるでしょう。 |
| 会 期 | 2001年９月１９日（水）−１１月１１日（日） | |
| 会 場 | 北海道立函館美術館 函館市五稜郭町３７−６ |
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| 開館時間 | 10:00-17:00（入場は16:30まで） | |
| 休館日 | 毎週月曜日（ただし、9/24,10/8,11/5は開館） 9/25（火）,10/9（火）,11/8（木） | |
| 観覧料 | 一般1,000（800）円、高大生600（500）円、小中生400（300）円 [すべて税込料金] （ ）内は前売り及び10名以上の団体料金 |
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| 前売り券販売所 | 北海道新聞函館支社／北海道立函館美術館／松柏堂函館市内各プレイガイド／丸井今井函館店クレオクラブ／ローソンチケット／北海道新聞本・支社（北見、苫小牧は道新文化センター）／札幌市内の道新大通プラザ・道新プレイガイド／大丸プレイガイド／４プラプレイガイド | |
| お問い合わせ先 | 北海道立函館美術館 電話 0138-56-6311 | |
| 主 催 | 北海道立函館美術館／北海道新聞社／国際芸術文化振興会／大韓民国 国立民俗博物館／朝鮮王朝の美展実行委員会 | |
| 後 援 | 外務省／文化庁／大韓民国 文化観光部／駐日韓国大使館 文化院／駐札幌韓国総領事館／在日本韓国民団北海道地方本部／北海道日韓友好親善協会連合会／函館市／函館市教育委員会／ＮＨＫ函館放送局／北海道文化放送／ＦＭいるか／2002年ＦＩＦＡワールドカップ日本組織委員会／2002年ＦＩＦＡワールドカップ韓国組織委員会 | |
| 協 力 | 日本通運／日本航空／ＪＲ北海道 |
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北海道立函館美術館への交通案内
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| バス | 市営バス・函館バス 「五稜郭公園入口」下車 |
徒歩３分 |
| 市電 | 「五稜郭公園前」下車 | 徒歩７分 |
| タクシー | ＪＲ函館駅より 函館空港より |
約１０分 約２０分 |
| ＊当館ご利用の方は駐車料金が２時間まで無料になります。 なるべく公共交通機関でのご来館にご協力下さい。 |
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