日本近代洋画史上に大きな足跡を残した三岸好太郎・節子夫妻の画業を記念し、全国規模の「三岸好太郎・節子賞展」を創設します。
 好太郎は札幌に生まれ、わずか31歳の若さで世を去った夭折の画家ですが、大正末から昭和初期(1920年代〜30年代)にかけて時代の潮流を鋭敏な感性で摂取し、清新な詩情あふれる作品を残しました。いっぽう節子は愛知県に生まれ、女性洋画家の先駆者として未踏の道を歩み、1999年に94歳で亡くなるまで、深い精神性を持つ重厚な画風を築きました。
 「三岸好太郎・節子賞」は、つねに未知の領域に挑戦し続けた二人の画業を記念して、21世紀の美術を切り開く意欲的で個性豊かな作品を全国に公募し、秀作に同賞を授与するものです。また、北海道立三岸好太郎美術館において受賞作品及び入選作品を三岸好太郎・節子の作品とともに展示します。


三岸好太郎(1903-1934)
「道化」1930-31年頃
北海道立三岸好太郎美術館蔵

三岸節子(1905-1999)
「火の山にて飛ぶ鳥(軽井沢山荘にて)」
1960年 尾西市三岸節子記念美術館蔵



 

応募資格

 

1)18歳以上(2000年4月1日現在)。
2)日本国内在住。
3)国籍は問いません。
 
 
応募作品

 

1)他の公募展、個展などに出品していない未発表の作品。
2)縦140.0×横140.0×厚み20.0cm以内の平面作品(額縁を含む)。
3)重量は50kg未満(額縁を含む)。
4)技法・材質は自由。
5)額装する場合ガラス入りは不可。アクリルは可。
6)壁面に展示するものとし、ワイヤー吊り用金具装備のこと。
*応募にあたり、応募規定・申込書が必要です。
 

 

応募規定・
申込書の
入手方法
 

郵送の場合
90円切手を同封し、
〒060−0002 札幌市中央区北2条西15丁目
北海道立三岸好太郎美術館 「三岸好太郎・節子賞展」事務局へ
(電話011−644−8901)

直接入手する場合
北海道立三岸好太郎美術館(月曜日休館 10:00−17:00)
北海道新聞社本社事業局と函館、旭川、釧路、帯広、小樽、室蘭、苫小牧、北見の各支社(土日祝日を除く。9:30−17:30)で配布中

 
 
応募方法
(第1次審査)
  35mmスライドによる(1人3点まで)。 出品料:1点につき3,000円。
 
 
締切
  2000年8月31日(木)必着
 
 
  三岸好太郎賞…賞状と副賞100万円(該当作品ない場合、奨励賞など)
三岸節子賞 …賞状と副賞100万円(該当作品ない場合、奨励賞など)
入選:約20〜30点…記念品(図録)
*入賞・入選作品は図録に掲載します。
 
 
審査委員
(五十音順)
  浅野 徹氏(名古屋芸術大学教授)
奥岡茂雄氏(北海道立近代美術館副館長)
酒井忠康氏(神奈川県立近代美術館館長)
笹野尚明氏(芸術の森美術館館長)
三岸黄太郎氏(画家・三岸好太郎・節子長男)
 
 
審査方法
  第1次審査:スライド審査により40〜50点を選抜。
*第1次審査の結果は9月下旬にご連絡します。

第2次審査:実作品による審査により入選作品約20〜30点を選出、その中から三岸好太郎賞・三岸節子賞各1点を決定。
*作品の輸送費は往復共作家負担とします。
 
 
発表
  11月中旬。入賞・入選者へ通知するとともに北海道新聞紙面ほかで発表します。
 
 
展覧会
  出品作品:受賞及び入選作品約20〜30点 三岸好太郎・節子作品約20点
会期:2001(平成13)年1月27日(土)〜3月25日(日)
会場:北海道立三岸好太郎美術館展示室
 
 
主催
  三岸好太郎・節子賞展実行委員会、北海道立三岸好太郎美術館、尾西市三岸節子記念美術館、 北海道新聞社、NHK札幌放送局
 
 
問い合わせ先
  北海道立三岸好太郎美術館 「三岸好太郎・節子賞展」事務局
(電話011−644−8901)

 


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