はじめに
本書は、現在稼動しているJR北海道の14路線全465駅(平成19年現在)を、写真と文章で紹介するものである。すべての稼動線を一駅ずつ取材して廻り、ようやく皆さまにお届けできる運びとなった。
列車での旅行や初めての場所に移動するときなどに、本書を持参するか、前もってこれで調べておくと便利だと思われる。これらの駅情報が、これから北海道旅行をされる方にとってはもちろん、道内居住の方々にも、小旅行や各地の情報収集のお役に立てればうれしいかぎりである。また、故郷を遠く離れて生活している方には、本書によって故郷の駅舎の現状や周辺情報を知っていただけると思う。
駅スタンプの有無は旅行の記念や収集に趣味のある方への情報提供になるだろうし、駅の近くを通りかかったドライバーの方にも、駅のトイレや駅舎内に入店している特産品売り場や食堂、喫茶店の情報はきっと役に立つと思う。
駅舎はできるかぎり写真を掲載し、文章で解説しているが、特筆する内容があまりない場合や近くに景勝地がある場合は、駅周辺の風景を写真で紹介している。
本文を見ていただくとお分かりになると思うが、駅舎の内容だと、どうしても(私の専門である)建築的なことが主となってしまう。建築および鉄道の専門用語は極力使用しないつもりではあったが、しかし多くの情報を提供するためには文章を短くしなくてはならず、固有名詞でもそれを解説するには長くなる名称と工法名のみは専門用語を使用させていただいた。また、専門用語を使用して硬い内容となるのを避けるために回りくどい解説となっている部分も見られるが、読者諸賢の皆さまにはご理解をいただきたい。(2・3頁から一部抜粋)
本久 光洋(もとひさ こうよう) |