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北海道 チーズ工房めぐりおいしい牛乳から、おいしいチーズができる。北海道の35のチーズ工房をめぐり、おいしさの秘密と職人さんの想いを紹介。牛を育て、安心できる本物のチーズを作る工房をガイド。
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確かな技術と深い思い入れが、道内チーズ工房をけん引
農事組合法人 共働学舎新得農場
帯広に近い新得町の十勝平野を見渡す山のふもとに、国内外のチーズのコンテストで数々の賞を受賞している「共働学舎新得農場」があります。
代表の宮嶋望さんはアメリカのウィスコンシン大学で農業を学んだ後、1978年、この農場を設立しました。
牛乳に高い付加価値を付け、市場性が見込めるナチュラルチーズをつくることを考案した宮嶋さん。なかなか納得のゆく“本物のチーズ”にはならず、模索の毎日を過ごしていました。
89年、ヨーロッパへの農業視察に出かけ、そのときのAOC(原産地統制名称)の会長を長く務めたチーズ界の権威者ジャン・ユベール氏との出会いが、宮嶋さんのチーズを大きく変えることになります。
翌年、ユベール氏を新得町に招いて、「ナチュラルチーズ・サミットin 十勝」を開催。このイベントが契機となり、十勝エリアはもとより、全道のナチュラルチーズへの関心を高め、フェルミエチーズづくりへの下地づくりがなされました。(7頁から一部抜粋)
農事組合法人 共働学舎新得農場
上川郡新得町新得9-1
TEL 0156・69・5600
自らのアトリエで奮闘する、新しいスタイルの酪農家
みるくのアトリエ 寺田牧場
緑と色とりどりの花が咲く街としても有名な恵庭市。市内郊外にある「みるくのアトリエ寺田牧場」の寺田和弘さんの朝は早く、牛舎の掃除から始まります。世話をする牛たちはホルスタインとジャージー、ホルスタインとブラウンスイスをかけ合わせた牛の計11頭。
倉庫代わりだった建物をチーズ工房に改修。消費者の声や反応を直接感じたいという強い気持ちから、工房に併設のレストランもつくりました。搾乳と出荷のほかに、チーズづくり、そしてレストラン経営と、これまで以上に忙しくなるのは目に見えていましたが、自分が育てた牛のミルクが最大限に活かされるなら、おいしいと思ってくれるなら・・・。
寺田さんがつくってみたいと選んだのはモッツァレラチーズ。フレッシュタイプのチーズは新しければ新しいほどおいしいので、できたてのチーズを提供できて、かつ、お客さんの生の声を聞けるレストランを工房に併設しました。(24頁から一部抜粋)
みるくのアトリエ
寺田牧場 恵庭市恵南28
TEL 0123・39・2546
時代の一歩先を見る確かな目、今日もまた新しいことに挑戦
株式会社 横市フロマージュ舎
市内のほとんどが山や森林で覆われる芦別市。「横市フロマージュ舎」は、芦別駅からそれほど遠くない住宅街の一角にあります。工房の創業者・横市英夫さんは、1966年、牛1頭から酪農を始め、10年間で150頭にまで増やしました。牧場は拡大し、たくさんのミルクを搾ることができるようになったものの、このままではいけないと、不安にも似た感情が胸にあったと言います。
「自分の牛のミルクを加工して乳製品をつくっているヨーロッパの酪農家をイメージし、僕も家族にバターやチーズをつくって食べさせたいと思うようになりました」
独学で始め、30年経った今、家族のためにつくっていた手づくりの乳製品は、ワインブームも手伝って、家族から友人や知人へとクチコミで広がり、テレビや雑誌などでそのおいしさが紹介され、今や予約しないと手に入らないほどファンが増加。(98頁から一部抜粋)
横市フロマージュ舎
芦別市本町1077
TEL 0124・22・2007

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